セカンドハウス購入に至るまで

時は2020年。コロナ禍。子供たちは休校期間を経て、数々の緊急事態宣言のたびに分散登校。普段なら子供たちの成長を感じられるイベントごとも中止される。家の中でできることは少しずつ色々やり尽くす。ベランダのプランターで野菜作り。手ゴネでパン作り。ミシンを使って子供の服を手作り。一番感染のリスクが少ないであろう屋外で遊ぶことさえ、なんとなくみんな自粛する。

当時我が家には小学生1人と幼稚園児2人。赤ちゃんがいなくなり、やっと色々なことに挑戦させたいと思っていたタイミングであった。私たちは郊外に住んでいるのだが、将来的に子供の教育を考えて再度都内に住む可能性も考慮して都内の物件を定期的に観察していた。コロナに伴って不動産価格が下がらないかなぁと思って見ていたが、そんな動きはなかった。(実際はそこからどんどんじわじわ上がっている。)

元々、気候や環境が好きで定期的に訪れていた軽井沢の物件をなんとなく検索してみる。自分達が考えていた都内物件の半分以下の価格で数々の素敵な物件が出てくる。ログハウス素敵。吹き抜けのあるおうちなんて憧れ。お庭が大きいくて、コロナでも子供たちが自由に遊べそう。BBQも敷地内でやり放題。キャンプも裏庭でできるかも。雪はどのぐらい降るのだろう。少し小高い山の中なら、裏庭でそり遊びも楽しめそう。主人も私も「お家選びごっこ」的に色んな物件を見て楽しんでいた。

そんな2020年9月、前年に都内から軽井沢に移住していたお友達に会いに行った。ついでだから、物件もいくつか見にいこうという話になり、某大手物件サイトから3件ほど目星をつけて不動産屋さんにコンタクトをとった。同じような築年数や建物面積であっても、値段がピンキリで、その違いについて実際見てみたいと思ったからだ。

まずは妻恋村にある大きなログハウス。ザ別荘という感じ。吹き抜けで、内装も木の温もりが感じられる。1回はオープンスペースで素敵な暖炉もある。キッチンやダイニングのあたりはあまり日が入らず少し暗いな。二階はベッドルームスペース。こちらもオープンスペースで子供たちの友達を呼んで雑魚寝キャンプができたらすごく楽しそう。夏は涼しそうだが、冬はとっても寒そうだな。光熱費はどのぐらいかかるのだろう。雪は結構深くなりそう。冬にここを使うのは厳しいかな。スキーに行けるのかな。

他の不動産屋さんに旧軽井沢の管理別荘地内の物件と、千ヶ滝周辺から少し上ったところにある物件と二つ見せてもらった。管理別荘地内の物件は、今もオーナーさんが定期的に使用しているようで生活の様子が伺えた。二つの寝室におそらく手作りの備え付け二段ベッドがあり、秘密基地感あった。子供たちはすごく喜びそう。トイレもバスも2箇所ずつあって、お友達を呼んでも大丈夫そう。でも、管理別荘地内にあってお隣との距離は近い。近所付き合いとかあるのかしら。お友達を呼んだら嫌がられるかしら。

もう一つは山の上の物件。大きさや築年数は他の物件とあまり変わらないのに、値段は半分ぐらい。どうしてだろう。到着してわかった。駐車場から玄関にたどり着くのに階段を降りる。玄関からメインフロアに行くのにさらに階段を降りる。傾斜地に立てられていて、コンセプトとしては素敵だが、我が家はまだ子供を庭で遊ばせるには心配。転がって行きそう。両親が足腰が弱くなってしまったら、別荘に遊びに来てもらうことはできないな。庭には苔が生えていて、ザ軽井沢の別荘という感じだが、全体的にやや暗いな。

そんな時に不動産屋さんが「昨日入ってきた物件で、まだマーケットには上げてない物件があるけど、見てみますか?」と声をかけてくれた。価格帯は見ていた物件たちの倍近くだそうだ。見るだけならと思ったが、その物件が今の我が家のセカンドハウスである。

南軽井沢の畑を抜けた先にあり、定住者もいらっしゃる地域。前オーナーさんの趣味と思われる可愛いガーデンつき。主人も私もひとめ見た時に「イギリスの田舎みたい」と。主人も私もイギリスに10年以上住んでいたので、懐かしさと心地よさを同時に感じた。他に見た物件と違い明るい。それでいて少し奥まったところにある家なのでプライバシーも大丈夫そう。裏庭で子供たちを遊ばせても表からは見えない。大きなガレージもついていて、アウトドアグッズを色々揃えても置き場所には困らない。山の上ではないので、雪が降ってもそこまで深くならないらしい。それなら冬場でも使用できそう。

一晩考えて、翌日には手付金を払い申し込みをしていた。私たちはキャッシュがあるわけではないので、住宅ローン申請をした。(セカンドハウスに使用可能な住宅ローンもかなりあった。需要があればまた別でこのことには書こうと思う。)マーケットに上がる前の物件で、まだ清掃や改修はされていない状態。寝室のカーペットを張り替える予定であったそうだが、我が家には喘息のメンバーが2人もいるので、フローリングの変更してもらった。住宅ローンが通らなかったら諦めようと話していたが、無事通り、見学に行った日からの2ヶ月程度の11月には物件引き渡しとなった。これが私たちの物件との出会いのストーリーである。

Adelaide BoConcept IKEA あぐりの湯 おにぎり ごはん アルバート イギリスの大学 エッフェル塔 オックスフォード カール・ハンセン サンクチュアリー スタッキングベッド セカンドハウス ソファー タイ ダイニングチェア ダイニングテーブル デイベッド ニトリ ハリーポッター ハンス バンコク パタヤ パリ ビクトリア ベッド ユーロスター ルーブル美術館 レストラン ロンドン 伸張式 卒業式 子供連れ 子連れ旅行 家族連れ 小諸 水上マーケット 温泉 自然歴史博物館 芝生 蕎麦 軽井沢 非日常